1/26から2/7までを大会期間に、巨大なチューブで知られる世界の檜舞台、ハワイ、パイプラインを会場にASP WQS 5 STAR EVENT 2014 VOLCOM PIPE PROが行なわれた。
日本のVOLCOM SURF TEAMからは田嶋鉄兵、加藤嵐、村上舜の3名がエントリー!
トライアルラウンドにあたるラウンドオブ112のヒート8には、加藤嵐が出場。
WQSランキングの順位をもとに、エントリー選手のなかに欠場選手が出た場合、順番待ちで出場できるオートネにより、ギリギリ手に入れることができたこのチャンスを活かしたかったところだったが、ワイプアウトが痛恨のダメージとなり、惜しくもこのラウンドで敗退となってしまった。
メインラウンドのラウンド1にあたるラウンドオブ96のヒート5には田嶋鉄兵が出場。
この日は波のサイズが小さく、パイプラインの右横にあるガムズというビーチブレイクが会場となったことから、アクションを得意とする田嶋には有利かと思われたが、思うように良い波を掴むことができず、加藤に次いでここで敗退することとなった。
コンテストDAY1は、コンディションが良くなかったためラウンドオブ96のヒート10を終えた時点で終了。
迎えたコンテストDAY2は充分な波に恵まれ、8ftオーバーのセットが押し寄せる本格的なパイプラインでの戦いとなった。
この日の2番目に行なわれるヒートにあたるラウンドオブ96のヒート12には、弱冠16歳の村上舜と、同じ日本人選手である大橋海人が登場。
テンポよく波を掴み、次々とスコアを重ねて行く大橋に対し、なかなかリズムを掴めず苦戦を強いられる村上。
ヒート中盤を過ぎた頃、ひらきなおったのか、ひたすら大きな波を待ち続け、遥か沖から押し寄せる特大セットにテイクオフ!!
チューブにステイしている時間こそ短かったが、ヒートの中では一番と言って過言ではない巨大セットを掴んだその姿に、村上がステイするVOLCOM HOUSE内から大きな歓声が上がった!
悔しくも敗北を喫した村上だったが、見事VOLCOM PIPE PROにおいてその爪痕を残し、次に繋がる大きな可能性を充分に感じさせる素晴らしい滑りを魅せてくれた!!
今回、11月~12月、そして1月~2月と、パイプラインの目の前に建つVOLCOM HOUSEにステイし、世界各国から集結してきた海外ライダーたち共に、パイプラインという強烈な波にフォーカスしてチャージし続けてきた村上舜。
言葉の通じないなかでの生活は決して楽なものではないが、あえて自分の身をそこに置くことで、初めて得られた収穫も大きかったようにみえた。
来シーズンも、冬のノースショアのメインステージ、パイプラインを会場にVOLCOM PIPE PROは行なわれる予定。
今回の経験を活かし、さらなる飛躍を果たしたVOLCOM TEAMのメンバーたちが、今年以上の活躍を魅せてくれることに期待したい!!
Photos & Text by colorsmagyoge